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健康維持のため摂取しなければならない成分とは。
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ナトリウムは体内の水分調節に働く

ナトリウムはカリウムとともに細胞の浸透圧のバランスを調整する働きがあります。
過剰に摂取すると血圧の上昇やむくみが生じます。摂りすぎには注意が必要です。
塩、しょうゆ、みそ、ハム、練り製品などに含まれます。


元素記号

Na

欠乏症

欠乏症上はほとんど見られません。
ただし、大量の発汗、下痢、嘔吐が続くとナトリウムが失われけいれんや筋肉痛が起こり得ます。

過剰症

むくみ、腎機能障害、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞など様々な病気の原因となります。胃がんのリスクも高まるとされています。

推奨量

男性 10g以下/日 女性 10g以下/日

ナトリウムは細胞内外の水分調節

体内の水分量やミネラルのバランスを調整。
食塩として摂取されます。

人の体液は細胞外液と細胞内液からなり、この浸透圧の調節をしているのがナトリウムとカリウムです。
ナトリウムは細胞外液中に多く含まれています。
ナトリウムは体内に体重の0.15%程度存在します。
細胞内にナトリウムが多くなると、ナトリウムポンプという調節機能が働き、ナトリウムを細胞外へ排出し、細胞外のカリウムを細胞内へ取り込みます。
この仕組みで細胞内外のナトリウムとカリウムの比率が一定に保たれ、水分量、ミネラルの成分濃度が調節されます。

ナトリウムと塩素が結合すると食塩(塩化ナトリウム)になります。
精製塩は99%以上が塩化ナトリウムです。
精製度の低い自然塩は他のミネラルも豊富です。ミネラル全般を摂取できます。

過剰なナトリウムはむくみの原因

通常、過剰な塩分は腎臓から排泄されます。
摂りすぎた状態が続いたり、腎臓の働きが弱まると、体内にナトリウムが増えます。
ナトリウムが増えると血液の浸透圧が上がり、水を血液中に貯留させ浸透圧を下げようとします。
血液中の水分が増え、血管からしみ出し、組織間液が増えます。
これが「むくみ」です。
また、血液中の水分量が増えると、血管壁への圧力が上がります。
ナトリウムには血管を収縮する働きがあり、これらが原因で高血圧が引き起こります。

ナトリウムは神経伝達にも関与しています。
細胞膜を通して、細胞内外にあるナトリウムとカリウムが入れ替わるとき、互いのイオンの電気信号が刺激となり神経細胞に伝わります。
刺激は脳から神経組織を通し筋肉に命令が伝わり、筋肉細胞が緊張し収縮することができます。

また、体内のpHの調節も行います。
人体は通常は、弱アルカリに保たれていますが、ナトリウムの緩衝作用によるものです。

ナトリウム欠乏症

しょうゆ、みそなど食塩を含む調味料を使用する日本人に欠乏の症状はほとんどありません。
大量の発汗、下痢、嘔吐が続いた場合、けいれんや筋肉痛が起こり得ます。

ナトリウム過剰症

むくみ、腎機能障害、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞など病気の原因となります。
胃がんのリスクも高くなるとされています。

上手な摂り方

ナトリウムはほとんどの料理に入っているのですぐ摂りすぎてしまいます。
濃い味付けや総菜など食べる機会が多い方は要注意。
スパイスやだしを効かせるなど減塩対策が必要です。

ナトリウムから食塩相当量を求める。
1日の食事摂取基準の目標量は食塩相当量で示されます。
食塩相当量=ナトリウム量(g)×2.54で求められます。

ナトリウムを多く含む食品

一食当たりの含有量(g)

たらこ 40g

1.8

カレールー 20g

2.1

イカ塩辛 40g

2.8

固形コンソメ 4g

1.7

薄口しょうゆ 10g

1.6

濃い口しょうゆ 10g

1.5

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