銅は赤血球の生成。
骨の形成を助けたり、ヘモグロビンを作るために必要な鉄を運びます。
カキ、するめ、レバー、ナッツ類に含まれます。
元素記号
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Cu
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欠乏症
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貧血、脳障害
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過剰症
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通常の食事で過剰症は心配ありません。銅の容器による急性中毒を起こすことがあります
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推奨量
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男性 1.8r/日 女性 1.6r/日
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銅はヘモグロビンの合成を助ける
鉄の吸収を助け、貧血を予防します。
抗酸化にも働きます。
体内における銅は主に肝臓に存在します。
銅を運搬するセルロプラスミンというたんぱく質と結びついて各組織に運ばれます。
銅は約10種類の酵素の構成成分として様々な働きを支えています。
骨髄でヘモグロビンが作られるときに、銅を含むセルロプラスミンが、鉄とヘモグロビンの結合を助けます。
銅は鉄の吸収を促す働きがあるので、鉄が十分でも銅が不足すると、鉄欠乏性貧血を起こします。
有害な活性酸素を除去するスーパーオキシドスムターゼ(SOD)の成分となり、体内で過酸化脂肪の増加を防いでいます。
健康な皮膚、骨、血管維持に欠かせません
銅を含むセルロプラスミンは、紫外線から皮膚を守るメラミンを合成したり、血管や骨を強化するコラーゲンやエラスチンを生成するときに働きます。
皮膚や骨、血管を健康な状態で維持するのに欠かせないミネラルです。
亜鉛、モリブデン、ビタミンCを大量に摂取すると銅の吸収が阻害されるので注意が必要です。
銅欠乏症
貧血や髪、皮膚の脱色、鉄欠乏性貧血を起こします。通常欠乏の心配はありません。
銅の過剰症
通常、過剰の心配はありません。
金属中毒による嘔吐や下痢などの症状が出ることがあります。
上手な摂り方
銅製品で酸性の食品を調理したり、保存した場合に中毒症状が報告されています。
銅が溶け出して過剰摂取となる場合があります。
銅を多く含む食品
一食当たりの含有量(r)
イイダコ 40g
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1.18
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シャコ 30g
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1.04
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アーモンド 28g
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0.38
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納豆 50g
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0.31
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牛レバー 50g
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2,65
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