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ビタミンEは動脈硬化予防、老化予防

ビタミンEは動脈硬化予防、老化予防、更年期症状の改善などの効果があります。
体内の脂質の酸化を防ぎます。
コレステロールを低減させたり、動脈硬化の予防をします。
ビタミンCと摂ることで、抗酸化作用が高まります。
かぼちゃ、アーモンド、植物油に含まれます。

化学名

トコフェロール

欠乏症

細胞膜損傷

過剰症

毒性は低く害はほとんどない

推奨量

男性 7.0r/日 女性 6.5r/日

活性酸素を消去する抗酸化作用

ビタミンEは体内の脂肪組織、心筋、筋肉、肝臓、骨髄、子宮など様々な部位の生体膜に存在しています。
生体膜を作っているリン脂質の酸化を防止しています。
リン脂質が酸化すると過酸化脂質となり、細胞膜が損傷し、臓器や皮膚の老化の原因となります。

血中でコレステロールを運んでいるリボたんぱく質の酸化を防ぐことで、動脈硬化になることを防いでいます。
ビタミンE自体酸化されやすく、体内で活性酸素と結びついて、これを消去し、他の成分の酸化を防ぎます。
DHAやIPAなど魚油に含まれる多価不飽和脂肪酸の摂取量が高まると、酸化防止のため、ビタミンEの必要量が増加します。

ビタミンE欠乏症

細胞膜が損傷。赤血球の溶血が起こりやすくなります。
動物では不妊や筋肉の萎縮が起こると報告されています。
溶血性貧血:赤血球が破壊され黄疸が起こります。

ビタミンE過剰症

毒性が極めて低いので、摂りすぎによる報告はほとんどありません。

上手な摂り方

ビタミンEは熱に強いが、鉄、アルカリ、紫外線で分解する性質があります。
脂溶性で油脂と一緒に摂ると吸収が高まり、熱や酸に強いので炒めても成分は損なわれません。
抗酸化作用の高い、β‐カロテン、ビタミンC、ビタミンB2と一緒に摂ると効果があります。

ビタミンDを多く含む食品

一食当たりの含有量(r)

ウナギのかば焼き 100g

4.9

つな油漬け缶詰 40g

3.3

モロヘイヤ 60g

3.9

アーモンド 10g

2.9

ひまわりの種 4g

1.5

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